会社を経営していくには、常に社員が育つ環境を整えることも重要です。
会社経営者やリーダーとして活躍している方の中には、人材育成について日々悩んでいる方も多いでしょう。
人が育つ会社にしていくために重要なことは、研修を受けた内容をどのように現場の業務に活かせるかが重要です。
この記事では、人が育つ会社にある共通点や人を育てるために重要なことについて詳しく解説します。
＜この記事の監修者＞
株式会社マジカルクリエイトサービス
大手テーマパークで本物のホスピタリティを学び、実践してきた元キャストを講師として数多くのセミナーを開催。人材育成や学校教育の現場で役立つ知識や技術をお伝えして、これまで数多くの企業や教育施設のパフォーマンス向上に貢献してきた実績を持つ。
人が育ちにくい会社の特徴
人が育ちにくい会社には、人材育成に対する考え方や育成方法に対する認識について共通の特徴があります。
もし、ここで紹介する特徴に当てはまる場合、人が育ちにくい会社になっている可能性もあるため注意しましょう。
ここでは、人が育ちにくい会社の特徴についてわかりやすく解説します。
上司が人材育成に無関心
どんなに素晴らしい社員研修を実施したとしても、直属の上司が部下を育てるモチベーションを持っていなければ成長に繋がりにくくなります。
なぜなら、身近にいる上司が育てる気がなければ、成長する機会すら与えてもらえないからです。
いくら知識だけ蓄えても、上司が成長するチャンスを与え、実践経験が伴わなければ成長しません。
もし、上司が人材育成に前向きではない場合は、人が育ちにくい環境になっている可能性があるため注意しましょう。
研修会社に依頼する目的まで考えられていない
研修の目的や目標が曖昧なままでは、研修した知識を現場の業務に活かせずに終わってしまうこともあります。
そのため、研修を実施する際には、社員の現状の課題や成長目標を把握した上で、目的を持って研修を計画することが重要です。
しかし、人が育ちにくい会社では、研修を開催するだけで満足してしまっている傾向があります。
時間とコストをかけて研修を開催したとしても、それが「目的のない研修」になってしまうと、社員の成長には繋がりにくいでしょう。
研修だけで社員が育つと考えている
研修だけでは、社員は育ちません。
確かに、研修に参加することで知識やスキルは身につきますが、それが実際に業務の中で活かされるまでには実践と経験が必要です。
もし、会社の経営幹部が「研修を受けさせるだけで社員は勝手に育ってくれるだろう」と考えている場合は要注意です。
研修後のフォローを行なっていない会社や、社員が自由にチャレンジできる環境を整えていない会社は、良い人材が育ちにくいでしょう。
人が育つ会社の共通点
人が育つ会社は、上司の育成意識や人材育成の方針について共通する特徴を持っています。
特に、社員に対する研修の中で、スキルの習得だけでなく「考え方や価値観」に関する教育までフォローできているかが重要です。
ここでは、人が育つ会社の共通点についてわかりやすく解説します。
上司の育成意識が高い
人が育つ会社は、新人教育の担当者や上司の育成力強化にも力を入れています。
どれだけ素晴らしい教育プログラムを組んでいたとしても、教育を担当する上司が高い育成意識を持たなければ部下が育ちません。
人が育つ会社は、その点を深く理解しており、上司の教育力強化に対する研修にも力を入れています。
自社を人が育つ会社に変えたいとお考えであれば、まず教育担当者の育成意識向上から始めることをおすすめします。
チームで人材育成をしている
人が育つ会社では、チームで人材育成を行なっています。
たとえ、OJT（実際の職場で必要な技術やノウハウを育成する方法）で教育するスタイルであったとしても、教育担当者だけでなく、その他の職員も育成していく意識があると部下の成長スピードが格段に早くなります。
一人ひとりが人材育成に対して高いモチベーションを持ち、チームで後輩を育てようとしている組織は、より良い人材が育ちやすいでしょう。
人が育つ会社にしたいと考えているのであれば、チーム全員が人材育成に対して前向きな環境を作っていくことが大切です。
考え方や価値観の教育をしている
一般的に社内研修で取り扱う内容は、新しい知識やスキルなどが多いでしょう。
確かに、それらの研修でもサービスの質向上に十分役立ちますが、優秀な人材を育てるには仕事に対する価値観や考え方に関する研修を実施することも大切です。
ただ仕事をするだけでなく「目の前の仕事にどれだけの社会的な価値があるのか」「どのように仕事に向き合えばいいのか」などの価値観について社員と共有することができれば、社員一人ひとりのモチベーションや行動が変わります。
人が育つ会社は、このことを深く理解し、考え方や価値観に対する教育の機会も定期的に作っています。
もし、会社や社会のために自ら考え行動する人材を増やしたいのであれば、ぜひ考え方や価値観に焦点を当てた教育も実施するとよいでしょう。
人が育つ会社に変えるため適切な研修を実施しましょう
人が育つ会社に変えるためには、ただ単にスキルを身につける研修ではなく、社員の人材育成に対する意識が向上する研修を開催することが大切です。
そのためには、人材育成担当者の育成スキルを高める研修や、価値観や考え方を共有できる研修を開催しましょう。
それらの研修を通して、社員全体で人材育成に対するモチベーションが向上すれば、人が育つ会社に変わっていきます。
弊社では、大手テーマパークに長年勤めてきた講師による人材育成研修も提供しています。
テーマパーク流の人材育成法や、仕事に対する考え方など、実体験をもとにお話させていただきます。
もし、自分の会社を「人が育つ会社」に変えたいとお考えであれば、ぜひ弊社の研修をお試しください。
ご相談は無料です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
