セミナーコラム

強い組織とは?共通するポイントや5つの対策について解説

「チームにまとまりがない・・・」「業績がなかなか上がらない・・・」多くの企業がこのような悩みを抱えています。組織内で信頼関係が築けてない職場やリーダーシップを発揮できる人材が少ない企業ほど、強い組織を作れずに悩んでいるのではないでしょうか?

この記事では、強い組織に共通するポイントや5つの対策について詳しく解説します。


<この記事の監修者>

株式会社マジカルクリエイトサービス
大手テーマパークで本物のホスピタリティを学び、実践してきた元キャストを講師として数多くのセミナーを開催。人材育成や学校教育の現場で役立つ知識や技術をお伝えして、これまで数多くの企業や教育施設のパフォーマンス向上に貢献してきた実績を持つ。


強い組織とは?

強い組織とは、明確な目標を持ってリーダーが牽引し、メンバーで協力しながら仕事を進められる組織のことです。

強い組織では、高い向上心を持って新しいアイデアを出し合い、さまざまな問題に柔軟に対応できる特徴を持っています。

また、事業を成功させるためには、リーダーが組織をまとめて導く必要があります。

そのため、リーダーシップを発揮できる人材が専門分野ごとに集まっている傾向があることも強い組織の特徴です。

 

強い組織の特徴

強い組織の特徴は、メンバー間での連携が強固なことやメンバー同士との信頼関係が良好であることが挙げられます。

組織全体が1つになって目標を達成する力があれば、各メンバーが自分の役割を理解し、互いに助け合いながら課題にも向き合えます。

 

弱い組織との違い

弱い組織は上司と部下の間に信頼関係がないため、上司の指示に対して常に不満を抱いていたり、自ら動こうとしなかったりする傾向があります。

弱い組織と強い組織の大きな違いは、信頼関係です。

信頼関係がある組織では、メンバー同士が、信頼し合い、意見や情報を自由に共有できる環境が整っています。そのため、問題が大きくなる前に対処できます。

 

強い組織運営をするために必要な5つのポイント

強い組織を作り上げるためには、上司と部下の信頼関係を築き、チーム全体が一丸となって目標に向かうことが重要です。

ここでは、強い組織運営をするために必要な5つのポイントについてわかりやすく解説します。

 

専門分野を活かす役割を持たせる

メンバーそれぞれに専門分野を活かす役割を与えることで、スキルが向上し、自信を持って業務に取り組めます。その結果、成果の質が向上し、組織全体の目標達成にもつながります。

このように、異なる専門分野を持つメンバーがそれぞれ協力することで、新たなアイデアが生まれ、組織全体が成長し、より強い組織へと前進するでしょう。

 

職務における責務と権限を一致させる

職務における責務と権限を一致させるのは、組織の管理と運営をする上で重要です。

責任を持って仕事を任せるのであれば、その人が自分のやるべき仕事をやり遂げるために必要な権限も持たせる必要があります。

仕事をこなすために必要な権限が与えられていることで、業務をスムーズに実行できるため、組織全体の業務効率も向上します。

 

指示系統を明確にする

強い組織には、特定の上司から命令を受け、指示系統を明確にすることが重要です。

メンバーが特定の上司から指示を受けることで、命令や指示の流れが一元化され、混乱が防げます。

また、指示系統が明確だと誰が何をすべきかがはっきりするため、業務の進行がスムーズです。

しかし、指示を複数の上司から受けると、どの指示を優先すべきか迷い、迅速に対応できない可能性もあります。

現場が混乱しないためにも指示を出す上司を明確にしておくとよいでしょう。

 

無理なく管理できる体制を整備する

強い組織を運営するために、無理なく管理できる体制を整えることが必要です。

なぜなら1人の管理者が監督できる部下の人数には、限界があるからです。

一般的に、管理者が直接指導や監督できる人数は5〜10人程度とされています。

それを超える人数を管理しようとすると、個々のメンバーに合った指導ができなくなり管理効率が低下してしまいます。

無理なく管理できる体制を整備することで、個々に対して手厚い指導やサポートが実現できて、組織全体のパフォーマンス向上につながります。

 

管理職の業務範囲を明確にする

管理職の業務範囲を明確にすることが大切です。

日常的な業務やマニュアルに沿って進められる業務は、部下に委ねるようにしましょう。

マニュアルに沿った業務は部下に任せて、管理職がイレギュラーな業務に集中できる体制ができていれば、管理職は組織全体を支えるための重要な課題などに専念できます。

管理職と部下の役割分担を明確にして組織全体の業務効率を上げましょう。

 

強い組織に共通することは?

強い組織には、信頼関係の強さや適切な人材配置などの共通点があります。ここでは、強い組織に共通することについてわかりやすく解説します。

 

組織のビジョンやミッションが浸透している

強い組織では、ビジョンやミッションが組織全員に浸透しています。

組織全員でビジョンやミッションを共有できていることで、全員が同じ目標に向かって業務に取り組めるため、組織全体のチームワークも向上します。

 

適切な人材配置ができている

個々の能力やスキルに最も適した役割に配置することで、メンバーのスキルを最大限に活かせます。

また、適切な人材配置は、メンバーのモチベーションを高め、組織全体の成果も引き上げます。

 

上司や社員同士での信頼関係ができている

強い組織には、良好な人間関係が重要です。

上司と部下、社員同士の間に信頼関係が築かれていれば、ミスが起きた際に協力して問題を解決できます。

信頼関係に基づいた協力体制が、組織全体の成功につながります。

 

リーダーシップを発揮できる職員の育成

強い組織を支えるためには、リーダーシップを発揮できる職員の育成が重要です。

リーダーが組織の方向性を明確に示すことで、より確実にチームの目標を達成できるようになります。

リーダーシップを発揮できる職員が多ければ多いほど、トラブルへの適応能力が高い組織になっていくため、リーダーシップを発揮できる職員の育成を行いましょう。

 

強い組織を作るためにやるべきこと

強い組織を作るためには、人材育成や人事評価制度の見直しなどを行うことが大切です。

それらの施策に取り組むことで、強い組織を作れるでしょう。

ここでは、強い組織を作るためにやるべきことについてわかりやすく解説します。

 

人材育成をする

新入社員がチームの一員として成長し、組織に貢献していくためには、人材育成が必要です。

人材育成を通じて、信頼関係を築きながら、業務に必要なスキルや知識を身につけます。

これにより、メンバー全員が一丸となって組織の目標に向かって進んでいくベースを作るためにも人材育成は重要です。

会社での人材育成についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

▶︎人が育つ会社にある3つの共通点とは?人材育成において大切なこと

 

組織の課題を明確にして改善する

組織が成長し続けるために、常に課題を明確にし、改善する体制を整えることが重要です。

組織内の課題点を可視化し、改善に取り組むことで、組織は常にアップデートされます。

このような体制が整っていると、ちょっとした変化に気づき、迅速に対応できるため持続的に組織が成長していきます。

 

人事評価制度を見直す

適切な人事評価が行われないと、社員はモチベーションが低下します。

強い組織を維持するためには、客観的な指標に基づく人事評価制度が必要です。

上司の主観に頼らず、誰もが納得できる評価基準を設定することで、社員自身も自分の役割に自信を持つため組織全体の一体感も強まります。

 

強い組織をつくるにはチーム全体が同じ方向を向くことが重要

強い組織を作るためには、チーム全体が企業の目標を理解し、その目標に向かって取り組むことが重要です。

強い組織にしていくために、まず人材教育に力を入れ、メンバー一人ひとりの成長をサポートしましょう。

 

株式会社マジカルクリエイトでは、強い組織作りを目指すための企業人財育成を実施しています。

組織を強くするために必要なことを、日本一のテーマパークで体験した実践的な研修内容でお伝えします。

また、座学と体験の2パターンで仕事について学べる新人社員研修も実施しております。

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