セミナーコラム

課題解決力と問題解決能力との違いは?社員の課題解決力を高める方法を解説

ビジネスの現場では、常に新たな課題に直面します。

変化の激しい現場において、課題解決力は非常に重要なスキルです。

しかし、組織の成長やキャリアアップを考えていく中で、社員の課題解決力を高めるために何をすべきか悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。

この記事では、社員の課題解決力を高める方法について詳しく解説します。


<この記事の監修者>

株式会社マジカルクリエイトサービス
大手テーマパークで本物のホスピタリティを学び、実践してきた元キャストを講師として数多くのセミナーを開催。人材育成や学校教育の現場で役立つ知識や技術をお伝えして、これまで数多くの企業や教育施設のパフォーマンス向上に貢献してきた実績を持つ。


 課題解決力とは?

課題解決力とは、仕事に関する課題を見つけ出し、解決する能力です。組織の成果にも直結するため、ビジネスにおいて重要な能力のひとつです。

課題解決力の高い社員は、自ら課題を見つけ、解決策を立案して実行できます。

課題解決力の高い社員は、企業の成長を促進する原動力になります

 

課題解決力と問題解決力との違い

課題解決力と似た言葉として問題解決力があります。

問題解決力とは、すでに発生した問題に対して素早く、的確に対処する能力のことです。そのため、能動的に課題を発見して解決していく課題解決能力とは意味が異なります。

課題解決力は、将来的なリスクや改善点を発見していくことで、常に組織内がアップデートされていくため、会社の成長に繋がりやすいのが特徴です。

一方で、問題解決力は、現在起きている問題の解消に向けて行動するため、会社が抱える問題を回避して、経営の基盤を固めるために必要な能力とされています。

課題解決力と問題解決力は、微妙に意味が異なる能力なので注意しましょう。

 

課題解決力が高い人の特徴

課題解決力が高い人は、課題解決に向けて客観的視点から解決策を立てられ、ロジカルに実行の計画を立てられます。

ここでは、課題解決力が高い人の特徴について具体的に解説します。

 

PDCAを回しながら動いている

PDCAは、解決策の計画から実行、結果の評価、改善というプロセスを繰り返すことで、持続的な改善を図るための手法です。

具体的には、計画(Plan)実行(Do)確認(Check)対策と改善(Action)のサイクルを活用して、計画的に課題に取り組んでいきます。

課題解決力が高い人は、常にPDCAを回しながら動くことで、計画的かつ効率的に課題を解決していけます

 

課題を客観的にみて優先すべきものの判断ができる

課題を解決するためには、客観的に優先順位を判断する能力が必要です。

効率的に課題を解決するためには、今どこにリソースを使うべきか的確に判断できる必要があります。

課題解決力の高い人は、場当たり的に判断するのではなく、客観的視点から物事の優先順位を決められます。

 

 

課題解決力が低い人の特徴

課題解決力が低い人は、課題自体を深く理解できていないことや、同じ間違いを繰り返してしまう人です。

課題解決力が低い人が多い場合、課題に対して能動的に動けなくなり、組織全体の力を発揮できません。

ここでは、課題解決力が低い人の特徴についてわかりやすく解説します。

 

課題点をちゃんと理解できていない

課題解決力が低い人は、課題を正確に理解できていません。

課題になっている本質を見誤ることで、改善の方向性も誤ってしまいます。

課題解決力が低い場合、課題の背景まで深く理解する分析力を伸ばす必要があります。

 

同じ間違いばかりを繰り返す

課題解決力の低い人は、同じ間違いをくりかえる傾向があります。

同じ間違いを繰り返すことは、課題に対する認識が不足している証拠です。

まずは、課題を真摯に受け止め、課題内容の本質を理解することが重要です。

 

行動力と積極性がない

行動力や積極性が欠けていると、そもそも課題を見つけることができません。

課題を見つけられないことで状況が悪化する可能性もあるため、行動力と積極性は必要な能力です。

会社全体で、社員一人ひとりが能動的に課題を解決できる環境を作ることが大切です。

 

課題解決力が必要な理由

課題解決力は、会社の成長に欠かせない能力です。

常に課題を見つけ、解決に取り組むことで、組織は継続的に改善し、競争力を高められます

課題の発見から解決へ向けた積極的な行動の繰り返しこそが仕事の基本であり、企業の成功を支える柱となります。

 

課題解決力を高める方法は?

組織全体で課題解決力を高めたい場合、社内で円滑にコミュニケーションがとれるような環境作りや研修会社が運営している研修に参加する方法などがあります。

ここでは、課題解決力を高める方法についてわかりやすく解説します。

 

実践的な研修に参加する

研修会社が運営している研修への参加がおすすめです。

能動的に知識だけをインプットする研修では、能動的に課題を探す社員は育ちません。

一方、実践しながら課題に取り組む研修を受講することで、課題に対する向き合い方と解決方法を学べます。

そのため、アウトプットしながら学べる実践型の研修がいいでしょう。

研修会社が提供するプログラムでは、課題解決の基礎から実践までを学ぶことができるため、課題解決の重要さや課題に対してどのように向き合っていくかなどが深く理解できます。

会社での人材育成についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

▶︎人が育つ会社にある3つの共通点とは?人材育成において大切なこと

 

コミュニケーションを円滑にとれる環境作り

若手社員や新入社員は、自分の意見があっても上司に気を遣い、遠慮してしまいます。

新入社員の中でも、高いスキルを持つ社員は大勢いるため、そのような社員が課題解決力を発揮することは会社にとっても大きく成長するきっかけになります。

新入社員も意見を出しやすい環境を作ることで、コミュニケーションが円滑化し、社員が主体的に考え行動しやすくなります。

経験年数に関係なく、さまざまな意見を取り入れることで、チーム全体の成長にもつながります。

 

自主学習の環境作り

社員が積極的に学習できる環境を整えることで、課題解決力を自然と高められます。

自ら学ぶことで、仕事に対する知識だけでなく目標達成に向けて必要なことも考えられるようになります。

能動的に学ぶ機会だけでなく、社員が自由に学べる参考書籍の提供やオンラインで隙間時間にできる学習コンテンツを提供し、社員が自ら学べる機会を用意することが大切です。

 

課題解決力を高めるために実践的な研修に参加しよう

課題解決力を高めるためには、研修で理論を学ぶだけではなく、実際の現場で実践を交えて学ぶことが大切です。

課題解決力は、常に正解があるわけではなく、見える課題に対して臨機応変に対応し、創造的に解決策を見つけ出さなければいけません。

その場合、教科書的な知識だけでは解決できないでしょう。そのため、教科書的な学びでは得られない、積極性や思考力を養う実践研修が有効なのです。

 

マジカルクリエイトサービスでは、課題解決力を高めるための実践的な研修プログラムを提供しています。

現場で直接サービスに触れることで、自身の会社の行動規範についてや、課題を解決するための主体性や行動力が身につく研修です。

社員の課題解決力を高めたい、会社を次のステップへ成長させたいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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